・最初のキャスト全員舞台上に登場のシーン、10月は全員舞台奥から登場だったのが上映版では王妃と王以外花道からに変更
・第一幕第一場、ボリングブルックとモーブレーの言い合いの時に王がブッシー・バゴット・グリーンとずーっとこそこそ話してるんだけどその部分は一切映らず。ちょっと勿体無い
・第三場、10月はボリングブルックから手にキスを受けるだけだった王が上映版では口吻→手にキスを受けるに変更
・第四場、上映版でデイヴィッドはぶどう(多分)を落としてますけど勿論ミスです
・第二幕第三場、ボリングブルックの顔を知らないヘンリー・パーシーの反応が10月はボリングブルックに向かって全力ダッシュからのスライディング土下座だったのが上映版はその場で跪きに変更
・オーマールと王のキス部分、10月はソールズベリーと会う前だったと思ったんですけど正直キスの衝撃であの辺り記憶があやふやなんですよねっていう。もしかしたら上映版と同じくノーサンバランドだったかもしれない
・10分休憩の入るところ、10月は王妃と庭師後、上映版は王妃と庭師前
・第四幕第一場、手袋バシーンが10月はフィッツウォーターが手袋を拾い損ねたのでオーマールが手袋を渡してあげる→バシーン!が、上映版では逆にオーマールが「誰か手袋を貸してくれ!」だった。多分あれは毎回その場のノリで変えてそう
・同じく第一場、鏡を見るリチャードが10月は自分の外見に惚れ惚れして「Oh...」ってうっとりした溜息まで吐いて観客爆笑だったのが上映版ではそんなこともなく台詞が入る
・第五幕第一場、10月は2階正面から登場したノーサンバランドが上映版では正面やや右手からの登場に変更
・同じく第一場、王妃とのキスで10月は何も無し、上映版では野次が入る。
・第三場、ヨーク公一家のドタバタシーンでヨーク公夫人の夫弄りが上映版の方が長め
・ポンフレット城でのリチャード暗殺部分、10月はオーマールが刺して抱きしめてキスしてセリフ無し、上映版ではそれが無しで代わりにセリフ有りに変更
・これは実際に私が見たのではなくて他の方が言っていたことが情報源だけど、奈落が開いた時にあの蓋部分が鏡状になって中のリチャードが映っていたらしいんですが上映版ではそんなことはなかったぜ
・ラスト付近、反逆者たちを各地で処刑してますってところで10月は各反逆者たちの首入り血染め麻袋を幾つも抱えてノーサンバランドたちが花道から入場→オーマールも花道から棺を運んで登場、上映版では麻袋が無くなり台詞のみの言及になり全員舞台奥からの登場に変更
これぐらいかなー
本編に関係のないところの話をすれば、最後の挨拶は10月はあともう一回キャストがはけてからの花道からデイヴィッドがダッシュで来てみんなが舞台奥から出てきてぺこり、があった
上映版の何が良かったって、キャストの表情をしっかり確認できることですよ。しかも色んな角度から。私目が悪いからさ…
あれ多分体にマイク付けてたと思うんだけど、後半のデイヴィッドどこに付けてたんだろう…
それとプロダクション・ダイアリーに字幕ついたのがすっごい有難かった!動画公開時に見てはいたけど、やっぱり字幕って助かる
改めて見返すと、このリチャードはやっぱり人間らしさに乏しいなあって思う。凄く優雅で、超越的で、かと思えば感情的に激昂するんだけど、その視点がどこかズレている。
臣下の間をあのふわふわ衣装をはためかせながら優雅に動くところとか、常に天を見上げるようにしているところとか(真横から見てたから『わーやっぱり顎のライン美しいわー…』って思いましたね)、そんな部分がたとえ鎖に繋がれても変わらずにいるところがそんな印象を持たせるのかなあと。
残念だった、っていうのとは何か違うけど、スピーカー経由だからデイヴィッドの生の声の迫力が無くなってたのが勿体なかったなー。反響がな、凄いんだ。あんな薄っぺらい身体のどこから出てるんだって思うぐらいなんだ。
あーーー来月かーーーー遠いなーーーーー
10月の感想はこちら