ひとまず買い物を終え、ストア中央で振り返ると上の階に衣装が見えるのです(一番上の画像にもちらっと見えてる)
これ、実は今までの公演で使った衣装の展示"In Stitches"を館内でやってるのです。無料で
結構前からやってたはずで、行く時には流石に終わってるのかなーと思ってたのでまさかやってるとは思わず、嬉しかったので入ってきました。
ちなみに外に出てる衣装も全部使用したもので、2階と3階の廊下部分にありました
メインは3階の展示スペース部分
何だか気が引けて写真は撮れませんでしたが、あると聞いていたAs You Like Itの道化師とハムレットの筋肉Tシャツの2つのデイヴィッド着用衣装を見ることが出来ました
道化師はやっぱり派手でした
これ↑
もっと赤が真っ赤な色でした、本物は
筋肉Tシャツは衣装さんの手染めだそうです。すげえ
これ↑
あと確か、サー・パトリックのリア王の衣装とかがあったはず
名前書いてある俳優みんな知ってる人ばっかりでおおう、と
これ2013年11月3日までで終了ですんで、行ける方はお早めに
カフェで一息ついたら16時45分からのBehind the Scene Tours参加のため劇場へ
※黒塗りは名前とカード番号
これ、実は直前に知ったツアーでした
行く5日前?ぐらいにRSC公式からメールが来たのです。「観劇以外にすること無いとか思ってない?」みたいな感じで
これが舞台裏ツアーで、他に建物の歴史を知るツアーとストラトフォード・アポン・エイヴォンの街を巡るツアーの3種類あります
折角舞台を見るんだし、それなら舞台裏だろ!ということでこれにしました
ただし舞台裏と言ってもどの舞台とまでは明記されてなかったので、まあスワンの方だけかもしれないな、とは思ってました
ちなみに直前購入だったためチケットは現地引き換えでした
お土産を買った後にボックスオフィスでチケットを交換してます
RSCは海外からの観客も多いせいか、とっても分かりやすく丁寧に対応してくれました。購入時のメール画面見せたら大体全部やってくれた
集合場所のクローク近くに行くとスタッフのおばちゃん、いやおばさまが2人に参加者っぽい家族1組
そこで上のチケットを見せると「じゃあ見えるところにこのシール貼ってね!」と上のCDに付いてたちっちゃいシールを渡されました
コート着っぱなしだったけど下のワンピースに貼った
時間になったら、総勢30人ぐらいの大集団になってました
幼女からおじいちゃんまで。アジア人は私たちだけだった。
※ここよりツアーの内容になりますが、英語力の限界によりしっかりした内容は覚えていませんまずは建物2階に上がり、「実はここ最近改築したんですよ」というお話
「みんな何を見に来ました?」と聞かれて「リチャード」「リチャード」と口々に答える人々
そこから締め切られていたスワン・シアターの中へ
今は何も上演していないスワンでは、次回公演用のステージセットの確認作業が行われてました
3階席に座って、下で作業をする人たちを眺めてました。
1階席真正面が3階席の高さまで伸びて、実はそこがリフトになっててセットを運べる、っていう仕組みが何とも大掛かりで驚く
そこからスタッフ用の通路を歩いてロイヤル・シェイクスピア・シアターの方へ
まさかこっちも行けるとは思ってなかった
衣装のコーナーではどうやって縫い、作り、保存するか、という話
「衣装展も是非見てね!無料だよ!」と宣伝付き
メーキャップのコーナーではデイヴィッドのエクステの話
※ご存じないかもしれませんが、今回のリチャード二世は髪の毛長いです。なのでデイヴィッドはエクステ付けてます
「彼、エクステ付けてるせいで1週間に3回しか髪の毛洗えないのよ」というまさかの情報をツアーで入手。わー、大変だあ…
衣装の話と関連して洗濯室。
洗えるものは公演後すぐに洗って次の日に備える
洗えないものはオゾン使って殺菌してるんだそう
徹底した管理のお陰か、衣装展でも70年代の衣装が綺麗に残ってました
上の方の階まで登って、コントロールルームへ
舞台装置の作動から音楽から、衣装の関係で視界が遮られる俳優をイヤホンでガイドしたり、何から何までを全て管理している部屋
「喩えるなら彼女(その部屋で一番偉い方)はオーケストラの指揮者ね」と言うガイドさん
この偉い方、「リチャード二世」プロダクション・ダイアリーにも出てきました。
このサムネにもなってるところ、これがコントロールルームです
銀髪混じりの女性が一番偉い方
この方は観客の誘導も行ってて、休憩時間のアナウンスから何から何までを全部やられてます
凄い部屋に入れました
ここから下に降りて劇場内へ
一階席の奥のほうに座ってみんなでステージやらを観察
既にステージ上にはセットの一部であるグロスター公の棺が置いてありました
ツアー参加者の大半はリチャード二世鑑賞前だというのに、ここでまさかのネタバレ
「上の方に釣り上がってる金属の吊り橋部分があるでしょ、
あそこにテナントさんは2回登るわ」
…内心『それ言っちゃ駄目なやつ…』と思ってました。向こうの方たちはネタバレとかあんま気にしないのかしら
そしてステージ袖へ
今回のステージには大きなスクリーンが貼られているんですが、それにライトを当てて建物の奥行きを作ったり屋外っぽさを出したりしています
で、屋外の場合は木を出す、ということで何と
本物の枝を大量に集めたものがスクリーンの後ろにありました
これにライトを当てて木と見立ててる、とのこと。「やっぱり本物じゃないとそれらしく見えないものなんですよ」
すぐ近くには簡易化粧室。着替える場所は勿論控室の方なんだけど、衣装チェンジがあるキャスト(リチャード二世は確か5着ぐらいある)は一々戻る、なんてことはなくて舞台袖で着替えるため
あと小道具もありました。王冠あった!王笏も!
上演中は舞台袖は真っ暗なので、小道具の置き場所は予め固定されていてどこに何があるかすぐに出せるようになってるそうです
さっきのネタバレに関連して、今回は2階ぐらいの高さのステージもあるため専用の階段も設置されてました
そこの近くにはモニタ。今どのシーンをやってるかをキャスト・スタッフが把握するようのものでした
ちなみに映像は真正面上側のもので、同じ大きさのモニタが劇場外の壁にも貼ってありました。
ステージ袖から1階席の観客用通路兼
上演中のキャスト用通路兼
簡易メイク室(後者2つは本当にびっくり。カーテンで隠してはありますが普通にメイク室が通路にあります。いわゆる花道を通るキャストはそこを通ってました。これ、このツアーに参加しなかったら知らなかったと思います)を抜け、最初に集合した場所に戻って約1時間のツアーは終了
これで7.5ポンド。当時のレートで大体1200円ぐらいでした。
舞台初心者が行っても楽しめるのかな、と不安でしたが、むしろ初心者だからこそ劇場の仕組みやスタッフの仕事や工夫を知ることが出来て、より一層舞台を楽しめたんじゃないかと思います。
多少の聞き取り英語力は必要になりますが、分からなくても場所を眺めていれば何となく意味は分かるかと。
あと子供も参加するようなツアーなのであんまり難しいことも言ってなかったような気がします
夕飯を終えて、遂に上演開始時間近く
外のボード。大きなSOLD OUTの文字
一気に劇場内は人で溢れてました。ショップは長蛇の列。早めに買っといて正解だった
ちなみに各階座席入り口近くに簡易ショップがあって、パンフレット、ポスター、マグカップぐらいは売ってました。休憩時間に買ってる人も居た
座席はこちら
※写真禁止だったかどうか覚えてません。もし不味かったら教えてください、降ろします
ステージ上のがグロスター公の棺
2階席端っこにある開口部、そこに天井から吊り下がった橋状通路が連結されて王座になったり高台になったりします
橋はステージ上にも降ろせたのにはちょっと驚いた。本当、この劇場は稼働するものがとっても多かったです
サークル・ドア(2階席)の最前列ほぼ端っこ
見事に真横です
もう9ヶ月ぐらい前のことですがチケットを買った時にも「真横とか絶対見にくいじゃん…」と思っていましたが、結果的には
最高の席でした
私たちを挟むようにして老夫婦が座っていたのですが、奥様のほうから「夫と隣で見たいから私と場所交換してくださらない?」と提案され、特に問題もないので席交代
19時半の上演開始直前にはほぼ満席。何故か中央最前列が2席空いててとっても気になった(休憩時間後にはカップルで埋まってたから多分遅れたんだろう)
まだ照明も落ちてないけどステージ上にグロスター公夫人役のJane Lapotaireが棺に覆いかぶって泣いている演技
そこから音楽(CD一曲目のLacrimosa)が流れ始め、徐々に照明が落ちていく。
それに伴うようにステージ上に王妃と侍女、ヨーク公・ノーフォーク公、司教たち、ボリングブルック・モーブレー、兵士たち、最後にブッシー・バゴット・グリーン・従者を引き連れたリチャード二世、要は全キャストが棺よりもステージ奥に勢揃い
プロダクション・ダイアリーで「台詞は忠実だけど、今現在やるのに相応しい内容にするために変更点もある」って話はしていたし、一体どういうシーンから始めるんだろう?と思ってたら、グロスター公の葬儀からでした
本にはないよね、最初はボリングブルックとモーブレーの告発大会だし
でも最初から全員出てくるとは思ってなくてびっくり。
そして、デイヴィッドが。本物のデイヴィッドが数メートル先にいた
舞台中の大半を彼の横顔を見つめるので終わってましたが、本当に綺麗でした。
元から鼻のラインとか顎のラインとか好きだったんですが、本物の威力は凄まじい。
何より所作が威厳ある王そのもの。優雅。まとっている衣装が全体的にふわふわで丈の長いものばっかりなんですが、それをドレスみたいにひらひらされながら周囲の人間を指さしたりしてる。
ネタバレ画像を封印してたので、この時ほぼ初めて三つ編みを解いた髪型を見ました
ふわふわの、胸まである長い髪の毛。こんな長さの髪の毛はダヴィーナをやった時以来じゃないのか、役柄だと。Friday Night Projectで金髪ロングヘアーもやってるけどあれコントだし
何とも表現しがたいデイヴィッドの声。あれを生で聞けたのも感激でした。
勿論テレビとかCDとかから聞こえるのと全く同じなんだけども、空気を震わせてるという違い、近さ、その全てが演出と思えた。
元々舞台俳優だし声優経験も長いし、声を使うお仕事はとても長けていることは知ってたけど、本当に舞台向きの人なんだなあ、と初心者の癖に思ったりしてました。
どでかい劇団四季の劇場しか知らない私からしたら小さめの、でもそれなりに大きな空間に響き渡る声、その強弱や声色だけでリチャードの感情が分かる。
真横の座席だったせいでデイヴィッドがずっと背を向けている時も多かったけど、お陰でこちらを向いた時との声量の違いに気付けたし驚かされた。
後半の、リチャード二世の独白シーン。デイヴィッドの声に支配されて、息を飲むのも大変でした。
ここからは流れを追いつつ、記憶に残ってるポイントを上げていきます
第一幕第一場の決闘を決めるシーン。そこでリチャードはずっとブッシー・バゴット・グリーンとこそこそ喋ってました。
この王様自分じゃ何も出来ないんだな、というのがよく分かる冒頭
第三場の決闘シーンでは早速吊り橋登場。1階席部分まで橋が降りると、中央に王座。
リチャードが座り、ボリングブルックとモーブレーから手にキスを受け、従者たちが乗ると橋は2階席部分まで上昇
そこから下のステージ上でお互いに名乗りを上げ、決闘を始めるボリングブルックとモーブレーを見つめるリチャード。手には王笏とあの丸いやつ。あれ何なんだろうな
見下ろすリチャードの視線は涼しげというよりはどこか超越したような雰囲気
で、開始直前にブッシー・バゴット・グリーンが代わる代わる耳打ちして、王笏落下
結構高さあるんだけどあれいいのかな…
で、退場は2階席脇から。そう、
デイヴィッドは真横を通過するのですその距離約2メートル弱。
しかもこちら側には橋へ繋がる開口部の他にステージに降りられる階段があり、頻繁にキャストが通って行きました
この席でよかった…!とつくづく思いました。だって何度もデイヴィッドが来るんですもの
ツアーの時に「2回」と聞いてましたが、それ以上通ってた気がします
第四場、デイヴィッドの演技に釘付けでした
憎たらしげにボリングブルックのことを語ると思えばランカスター公の危篤の話で飛び上がるように喜ぶ。
デイヴィッドの頭のおかしい演技大好きなんですが、生で見ると迫力があって飲まれます。
第二幕第一場でアイルランドに向かうから一緒に過ごそう、と王妃に言うシーンはただの王子様でした。いや王様だけども
何か声もただのイケメンだしキラキラしてました。
王妃と一緒のシーンではただの男前でしたリチャード。他の場面ではどんどん落ちぶれていくのに
ブッシー・バゴット・グリーンですが、全員イケメンでした
特にバゴット。ああいう顔好み…
第三場のヘンリー・パーシーがボリングブルックの顔を知らず、ノーサンバランドに言われて気付いて傅くシーン、ステージで走りこむように傅くもんだからつい笑ってしまった
第三幕第一場の捕虜になったブッシーとグリーン
血糊べっとりで後ろ手に枷がついてて思わず「うわあ…」と
文字でしか見ていないので表現に少し驚き
第二場。
問題の第二場
ソールズベリーが来るまでリチャードとオーマール公が吊り橋の上に座って足をぶらぶらさせながら話してるんですが、
リチャード、言葉を止めるとオーマール公にキスしました。
私は本だけなので俳優の動きまでは勿論把握してないし舞台のテンポも知りませんが、
キスするとか聞いてないぞ、おい時間にすると結構な長さでした。ゆっくり離れて、そのタイミングでソールズベリーが花道から入ってくるので2人は何事もなかったかのように前を向きました
どこの高校生カップルだお前たち…このお陰でしばらく呆然としてました。
ただでさえ台詞の聞き取りに四苦八苦してるのに、お陰でもっと頭に入らなくなりましたよ
このあと吊り橋から下に降り、ソールズベリーから兵が居ないことを聞かされてショックの余りステージに寝転がるリチャード
ステージ=国土を愛おしそうに撫でる姿に悲しくなってきた
第三場のボリングブルックとリチャードの対面でも吊り橋を使用
第四場の王妃は癒やしでした。侍女に何言われても悲しみに暮れる姿も美しい
というか女優さんが美人でした。儚げ綺麗
庭師に言い放つ時の気高い感じも良かったです
確かここで休憩入りました。20分
同行者さんと2人でアイス食べてました。今思えば7ポンドのカップアイスってくっそ高いな
第四幕第一場。爆笑場面
オーマールとフィッツウォーターとサリーとパーシーの4人が決闘を申し込み合うんですが、みんな手袋バッシンバッシン叩きつけまくり
全員順番待ちでもしてるのか、ってぐらいお互いに
「決闘を申し込む!」→バシーン!の繰り返し。6回ぐらいやってたんじゃないか
1回フィッツウォーターが手袋拾い損ねて、オーマールが拾ってあげて
「あ、ありがとう」→「だが申し込む!」バシーン!
喜劇じゃねえんだからこれ
会場は爆笑の渦でした
この後のリチャードの登場の落差
クリーム色の長い服に焦げ茶色っぽい長いコートみたいなのを着ていた姿から、真っ白のシーツを被っただけみたいな服装のリチャード
王冠に執着したり王座に執着したり、可哀想な人だ、とも自業自得だ、とも言いたくなる惨めな姿
鏡を渡されて自分の顔を見た時に、「あ、私美しい…」とでも言うような"Oh..."って溜息を漏らしてたのは流石にみんな笑ってたけど
第五幕第一場のロンドン塔のシーンは、まあ痛々しかった
牢番と他の囚人に虐げられるようにして過ごすリチャード。本物の炎使ってました、ここ
そして王妃には優しい声で「フランスへ戻りなさい」と言う姿
途中のノーサンバランドは2階席中央から言ってました。観客驚いただろうな
第二場と第三場は私にはあんまり良くわからなかったけど爆笑場面再び
ヨーク公一家のボリングブルックへの取りなしのドタバタ
ヨーク公夫人を「キチガイ」("Mad Lady")で笑うのはちょっと私には理解しがたかった
ここから、今回のオリジナルかと思われる展開に
ステージ中央部分の大半が開き、その中に寝そべるようにして入っているリチャード
ステージは大体直角に開きました。で、リチャードがいるのは少し低い部分なので多分一階席だと何が起こっていたか見えなかったと思います
そして上の階の席でも、中央部分はどうしてもステージから離れてしまうので見えにくかったかと思いました
これも2階席横で得したな、と思った部分
多分奈落に高台を付け足した感じです、あれは
ポンフレット城の独白シーン、馬丁との再会もこの小さなステージ部分で
刺客の襲撃は奈落から這い上がってくるのをリチャードが剣を奪い倒す、という形に
そして刺客に貫かれて死亡
ここで「あれ、エクストンの聞き耳立ててた部分無かったね?」と思っていた私(を含む観客)
それもそのはず、貫いた刺客がマスクを外すと何とオーマール公
劇場がどよめきました。私も少し声を上げました。お隣のご婦人も思わず何か言ってました
で、抱きしめて、キスをして、ステージの蓋が閉まる。
この恋愛要素というかこの解釈、どこから出てきたんだろう…
勿論第六場で棺を持ってくるのもオーマール。
最後にボリングブルックが王に敬意を表する、というところで吊り橋にリチャードの霊登場
2人が(きっと舞台中央で見ていたら)上下重なる形で暗転
スタンディングオベーションでした。私も思わず立った
キャストが走ってステージに出てくるんですが、長い髪を振り乱して真っ白い服をひらひらさせて裸足で駆け抜けるデイヴィッドがとってもティーンエイジャーでした
何だあれさっきまでの涙返せよ可愛いな…
てことで、リチャードとオーマールの関係にびっくりした舞台でした。
史実とかでそういう噂があるの?それとも原作を読み解いた結果なの?
実際は王妃幼女だったんだよねー、っていうどうでもいいことは覚えている
終わった興奮も冷めやらぬまま人の流れに乗って外へ
そのままステージドアに向かいました。出待ちです
割と早く出たと思ったけれど、既にステージドア前は人だかり
早いキャストが数人出て、「こういう時メインキャストは一番最後に出てくるんだったっけな」と思いながら長時間待機に備えようと思った時、
出てきたー!!
とっても早かったです。10分も経ってないんじゃないか、あれ
あまりにも出待ちしてる人数が多いからか、早めに出てきたのかな?と思ったり
写真を見て分かるように人だかりが前に出来てて、どんなに腕を伸ばしてもパンフレットは手前に届かず
ドア近くからサインをして行って、こちら側に来てはまた戻って、写真を撮って、を繰り返してました
腕を必死に伸ばしてやっとデイヴィッドが撮れました
現地の私、殆ど最初は顔も見えませんでした。みんなの頭に隠れてて
何度も名前を呼び続ける私を不憫に思ったのか、前に居た女の子が「私が渡してあげる」とパンフレットを差し出してくれて、やっとサインをしてもらえました
最終的に5分ぐらい、50人以上もサインしてたと思うけれど、とっても丁寧なサインだなーと
海外での観劇経験のある同行者さん曰く、「こんな丁寧な人珍しい」
パンフレットを戻してもらったタイミングで上手いこと最前列に入り込めて、やっとデイヴィッドが間近に
と言ってもこの時興奮と緊張で全く写真撮れませんでした
それでも何とか「一緒に写真撮ってもいいですか」と言って、先ほどのパンフレットの女の子に撮ってもらったのがこれ
デイヴィッドと私の身長差が大体20cm近くあるんですが、腰を折ってもらって申し訳ないな…っていうことばっかり考えてました
興奮しててあの時はおかしかった私
そもそも声を掛けるのもずっと見上げる形になって、デイヴィッドも気付いてくれたのはしばらくしてからでした。私声も小さいし通らないしなー
あと塗りつぶしでも分かるようにデイヴィッド顔とってもちっちゃかったです
弁護すると私のほうが手前にいるんですけどもね
うわーもうこんなスタイルいい人と並ぶとかとっても恥ずかしくて駄目だ
あと間近で"Sure!"って聴けて幸せでした。一番好きなデイヴィッドの発音の言葉なもので
この後もサインしてサインして写真撮ってサインして、最後は"バーイ!"と片手を挙げて帰って行きました
(勿論みんな"バーイ!"とお返事)
正直写真が残っているおかげで記憶を保てているレベルで、殆どあの時のことは夢のようでぼんやりした記憶しかありません
デイヴィッドが戻り夢から醒めて、パンフレットと写真でお世話になった女の子にお礼を言って、人の波のせいで離れ離れになっていた同行者さんと再会し、ステージドアに居たスタッフさんにファンレター(今思い出しても恥ずかしい)を渡して帰路につきました
デイヴィッドのことを初めて見たのが映画館で見た「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」
初めて知ったのがNHK教育の「ドクター・フー」
ネットのお陰で初めて名前を知ったのがその2年後
ドクターを降りることを知ってショックでS5を見られなくなり、本格的にデイヴィッドを追いかけることになったのがその2年後
ツイッターのお陰でファンの人たちと知りあえて、渡英した人たちの感想に背中を押され、
やっと肩が触れ合う距離まで近付くことが出来た
色々言いたかったことは半分ぐらいハガキに託してきたけど、
また機会があるのならちゃんと自分の口で言えるぐらいになっておきたいし、
もっと舞台と触れ合う機会を増やしておきたいな、と思った
"「ドクター・フー」のデイヴィッド・テナント"じゃない、"俳優のデイヴィッド・テナント"のファンになりたい、と強く思った日でした
おまけ
Evening Standardでの紹介記事がマット・スミスの「アメリカン・サイコ」の隣で笑った
キャスト一覧
デイヴィッドがステージドアから出てくる前に帰っちゃったスクループ役の人が何か人気でしたよ
4日目はそのうち