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発売延期
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忘れかける
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ダブルスのゲストに葛山さんが出て思い出す
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発売延期
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たまたま本屋に行って見つける←イマココ
なんて遠回りをしたんだ…
と、いうことで『小説 仮面ライダークウガ』。今日買って来ました。今日読み終わりました
だってさあ!!普段寝坊ばっかり(今も)の小学生の私が必死に日曜朝に早起きして見てた番組ですよ!タイムレンジャーと一緒のあの、子供番組らしからぬ大人雰囲気に厨二発症しかけてた私はモロにやられて、ちょっと腐りかけてた精神を完璧に新鮮状態から遠退けた原因ですよ!
そりゃ情報知って喜んださ!延期で泣いたさ!即日読破するさ!
いつもはネタバレ有りで感想書きますが、発売したばっかりなのととある理由からネタバレ回避で書きます。カバー裏に書いてあるあらすじから推察できるレベルのことは書いちゃうけどなるべくぼかすよ!
まとめ:39歳の一条さんも最高に格好良くて人類最強の男でしたまとめ2:仮面ライダークウガは刑事ドラマである
(書く順番逆だろ、と言ってはいけない)
時間と位置関係をしっかりと守るクウガのスタイルは小説でも一切変わらず、十津川警部でも読んでいるかのような完璧な設定。
なのでもちろん、みんな13年分しっかり歳をとってました。髪が無くなれば白髪にもなり、結婚したり子供が独立したり昇進してたり移動してたり退職してたり、クウガの世界の人たちはずっと私たち視聴者と一緒に過ごしてた。
その中で、外見も想いも一切変わらないのが一条さん。一条さんだけはずっと五代のことを気にかけ、周囲が変わっていくことに少し寂しさを覚え、それでも変われない自分にやきもき。
ここであらすじを軽くまとめると、
久しぶりに未確認事件合同捜査本部メンバーに再会した一条さんは、杉田さんから近頃都内、そして西日本で多発する事件についてを聴かされる。
杉田さんはそれが未確認生命体の再来なのではないか?と疑問を抱いており、一条さんに捜査を依頼。長野県警から応援に来た刑事と共に事件を追うが…
と言った感じ。
「あれっ五代くんは…?」ってなったあなた。そうです。
この小説、徹頭徹尾警察小説です。SF混じったただの警察ものよ、本編もだったけど。
まあ最終回で幸せそうに暮らしている五代くんの笑顔を覚えている私含め当時の視聴者からしたら、「えっまたあの泣き顔を見せられるの…?」って不安になるですよ。ダグバ戦トラウマですよ。
そんな人はご安心ください。一条さんが相変わらず最強刑事をやっている小説です
当時の捜査本部のメンバーも全員出ますし、桜子さんに榎田さんに椿もみんないます。
色んな人達のセリフに、小説には登場しない準レギュラーメンバーたちのその後も出てきます。
クウガは沢山の警察官たちと研究者たち、そして五代くんの理解者から出来ているドラマでした。彼らはみんな私たちと同じように生きていた、そう思える仕掛けが沢山あります。
実在する店やエンタメネタ、脚本家のメタネタまでが彼らを凄くリアルにさせてます。
各登場人物のバックグラウンドも描かれたり、本編時の回想シーンも出てきます。
でも基本は警察小説、しかもミステリ仕立てです(上で書いたとある理由はコレ)。
作中のとある仕掛けがネットにもう出回ってるので、うっかり踏まないようにして早めに読んじゃってください
思えばクウガは今のライダーから比べたら異質です。
今はもうバイクも乗らないみたいだし(私ウィザードしか見てないけど)、2号3号は当たり前。
主人公には変身しない仲間が沢山いて、敵はちょっとユーモラス
対してクウガは独りで、正体を友人には明かさず、人間を殺すことしか考えていない敵を倒す。そして徹底してリアルさを追求(したお陰で予算がなくなっちゃったけど)
そこに杉田さんたちをはじめとする警察官たちが技術で支え、桜子さんたちが心で支えていた、ちょっと変わったライダーでした。
その、技術でも心でも五代くんを支えていたのが一条さんで、だからこそ彼は13年間五代くんの不在に慣れることが出来なかったんだろうなあと。
きっと今日も一条さんは東京の何処かで空を見上げてるんだろうな
あ、ここまで真面目に書いてきたんで最後ぐらい言いますけど
放映当時に若干邪な想いを番組に抱いていた乙女たち、公共の場所でこれは読まないほうがいいです。腹筋と表情筋を鍛えるチキンレースがもれなく始まりますのでおうちに帰って読みましょう。バスの中で読んだ私は死ぬかと思いました。PR
http://ichijo84.koushijima.com/Entry/49/小説 仮面ライダークウガ